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┃受┃験┃英┃語┃の┃落┃し┃穴┃【週刊】11月22日号
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*今日の問題*
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★次の各組の英文の意味の違いがわかるように、日本語に直しなさい。

1−1.I found the book easily.

1−2.I found the book easy.

2−1.I think him happy.

2−1.I made him happy. 



<解答・解説は一番下。今週は、ちょっと簡単でしたか?>(^_-)-☆


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■受験英語の落とし穴『目的格補語について』

ここでは毎週「受験生が陥りやすいワナ」について、そのポイントを解説して
いきます。まず問題を解いてみてください。


・英文がそれぞれ下の日本語の意味を表わすように、カッコに入れる適語を、
 次の語群から選びなさい。
 【 ア.had  イ.want  ウ.call  エ.make  オ.kept】

a)We cannot (   ) such a man a gentleman.
  ⇒そんな男は紳士と言えない。

b)I (   ) you to go to America.
  ⇒あなたにアメリカに行ってもらいたい。

c)I (   ) him carry my heavy baggage.
  ⇒彼に重い荷物を運んでもらった。

d)I'm sorry to have (   ) you waiting so long.
  ⇒長い間お待たせしてすいません。

e)I could not (   ) myself understood in English.
  ⇒英語で自分の言うことをわかってもらえなかった。


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今週は「目的格補語」がテーマです。
目的格補語は、動詞の直接目的語のあとに続いて、その直接目的語の内容を
補完します。
つまり目的格補語とは第5文型(SVOC)におけるCの働きをしています。
(ちなみに第2文型(SVC)のCは「主格補語」と呼ばれます)
第5文型における目的語(O)と目的格補語(C)との間には、「OはC(の状態)
である、OがCする(している、される)」といったような、意味上の主部−述部
関係(ネクサス関係と言います)が必ず成立しているということを覚えておいて
ください。

解説で確認していきましょう。

a)ウ.call  We cannot call such a man a gentleman.
 ★この問題は、目的格補語に名詞をとる不完全他動詞の例です。
  この場合は「OがCする(O=C)」という関係が成立します。
  他に次のようなものがありますから、用例なども確認しておいて下さい。
  appoint(指名する), call(呼ぶ), choose(選ぶ), elect(選ぶ)
  find(知る・分る), make(思う・みなす), name(名づける) など。


b)イ.want  I want you to go to America.
 ★「目的語(you)が〜する(go)」という関係を表わすように、目的格補語に
  to不定詞をとる動詞の例です。
  この場合は「OがCする」という関係が成立します。
  この他には、次のようなものがあります。
  advise, allow, ask, cause, compel, decide, encourage, expect,
  force, get, help, invite, lead, like, love, oblige, order, permit,
  persuade, prefer, remind, tell, want, warn など


c)ア.had  I had him carry my heavy baggage.
 ★bの問題に対し、これは目的格補語に原形不定詞をとる動詞の例です。
  この場合も「OがCする」という関係が成立します。
  目的格補語に原形不定詞をとる動詞の主なものは、次の通りです。

 1.使役動詞 make, have, let
 2.感覚動詞 feel, see, hear, watch, observe, notice, perceive,
        look at , listen to
 3.その他  help



d) オ.kept  I'm sorry to have kept you waiting so long.
 ★目的格補語に現在分詞をとる例です。
  この場合は「OがCしている」という関係が成立します。
  上記c)の2であげた感覚動詞のほか、次のようなものがあります。
  find, keep, leave, set, let, catch, start, get など


e)エ.make  I could not make myself understood in English.
  この場合は「OがCされる」という関係が成立します。
 ★目的格補語に過去分詞をとる動詞には、次のようなものがあります。
  have, get, feel, find, hear, like, make, prefer, see, want, wish



今週は、目的格補語について解説しました。また来週もお楽しみに。

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<正解と解説>(^_^)v

冒頭の問題も「目的格補語」に関する問題でした。上の『落し穴』の解説と
合わせて理解してください。

それでは、問題の解説です。

1−1.「私はその本を簡単に見つけました。」I found the book easily.
1−2.「読んでみればその本は簡単でした。」I found the book easy.

上の文では、easilyは「簡単に」の意の副詞で修飾語句。
findは完全他動詞で「〜を見つける」の意味です。

これに対して、下の文の easyは形容詞で find の目的格補語になります。
find は不完全他動詞で「〜が…だとわかる」「−してみると〜は…だった」
の意味です。

「その本は簡単だ(the book is easy)」のように、目的語と補語の間には、
意味上、主部−述部関係(ネクサス関係)があります。



2−1.「彼は幸せだと思う。」I think him happy.
2−2.「彼を幸せにした。」I made him happy. 

上の文は、I think that he is happy. と同じ意味で、目的語と補語の関係
は、動詞の時制と同時の状態を表わしています。
この型で使われる動詞は
believe, consider, feel, find, suppose, think, hold, keep, leave,
like, want などがあります。

下の文では、主語が動詞の動作をした結果、目的語がどうなったかを示す
形容詞が、目的格補語になっています。(「OがCの状態である」という
関係が成立)

こうした「結果の補語」をとれる動詞は
make, bake, boil, burn, drive(<人を><〜の状態>にさせる), render ,
dye, paint, set, turn, wipe
などがあります。

e.g.)She dyed her hair red.(彼女は髪の毛を赤く染めた)


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